〜金精トンネルから根名草山へ〜
日光湯元。 湯泉ガ岳。根名草山は、県北西部の県境の山である。 国道120号金精トンネル入り口が今回の起点で、トンネル手前左に15台、右側にも10台程のスペースがある。
さて、登山口は駐車場の奥の階段を登り、山林内に作られたハシゴや階段を登って行く。 この先山道は金精トンネルの西側を通り、ほぼ直登で北北西に登る。 この斜面はかなり急だが、コメツガなどの常緑樹に混じり、アズマシャクナゲトウゴクミツバツツジの花なども見られた。 また、途中の大きく崩れた薙ぎからは鋭く尖った金精山が迫って見えた。
急斜面を登り切るとやがて左画像の金精峠に着くが、ここは、南に進むと金精山を経て前白根山へ。 西に下れば菅沼へ。 また北に進めば温泉岳・根名草山への分岐で、この分岐には金精神社がある。 またここからは東に湯ノ湖や男体山。 西には朝もやに包まれた菅沼。 南には鋭く尖った金精山が見えた。
さて今回は金精峠から尾根伝いに北に辿る。 山道にはアズマシャクナゲの群落が見られ 丁度満開の時期で、目の保養になった。 また山道にはヒメイチゲ、やコミヤマカタバミミツバオウレンイワナシなどの小さな草花も咲き、頭上にはミネザクラの花も開花していた。 同時期に咲き競う花々を見ていると、県北部の冬の厳しさが解るような気がする。
また季節も6月というのに針葉樹林帯の中はまだ50p程の残雪があった。 そんな情況の中、目印のテープを探しながら注意して進むと、やがて樹木に左、温泉岳入口と書かれた看板があるのを見つけた。 ここは湯泉ガ岳への分岐で、根名草山は一旦この分岐まで戻って直進する。
今回はこの分岐から左に温泉ガ岳を目指すとやがて左画像の山頂に着いた。 山頂からは素晴らしい景観で 日光連山を始め これから向かう根名草山への稜線が北に見える。 今回の目的は根名草山への縦走で 温泉ガ岳からは一旦先ほどの温泉岳入口の案内板があった分岐まで戻り、(左)北に進む。
この先、温泉岳の東側を巻くように進むが、この辺りは一面笹原で、東遠方には日光連山、眼下には刈込湖、切込湖などが見える。 
尾根には確りとした踏み跡もあるがこの付近は針葉樹林帯の深い笹の道で、やがて急降下で降りた先に念仏平の無人の小屋があり その先より立ち枯れた木々が無数に並ぶ異様な光景が目に飛び込んでくる。 どうやらここが念仏平と言う所らしい。
この一帯だけ立ち枯れが目立ち、実に異様な風景だが、念仏平とは実に的確な名を付けたのだろうか・・・ またこの付近の踏み跡も深くえぐれ、少しぬかるんだ所もあり、湿地帯なのだろうか? またこの時期、小さな虫が大量発生して、目も開けらず、息が出来ない状態で、悪戦苦闘で通り過ぎた。
念仏平を過ぎるとやがてコメツガの樹林帯に入る。 この付近になると残雪も腐り、踏み抜きが頻繁になってきた。 また先人の残してくれた目印も多方面に付けられ、迷う所もあり地形図を見ながら進んだ。 やがてコメツガ、ダケカンバの山道を下り、再び登ると岩が目立つようになると山道の左側少し開けたようなところがあり、そこが山頂だった。
根名草山には三等三角点が置かれているが、山頂は樹林帯の中で眺望は効かない。 ただ、少し手前の岩場からは東に日光連山が望め、山頂からさらに先へ進むとおよそ2時間程で奥鬼怒温泉郷に抜ける。

今回は、残雪には悪戦苦闘を強いられましたが、思いもよらぬミネザクラアズマシャクナゲなどの歓迎に、やや疲れましたが、大いに楽しませていただきました。
2002.6.8
栃木県
湯泉岳−標高2332.9m
根名草山−標高2329.7m
道路地図
国土地理院地形図
四季のアルバム
標高1843mの金精トンネル口駐車場
登山口からはハシゴや階段登りが続く
金精峠との分岐
早朝の湯ノ湖
左、温泉ガ岳との分岐、根名草山は直進
温泉岳山頂
残雪の残る山道を通り
念仏平、無人の避難小屋
念仏平の立枯れた木々
山道は残雪があり難儀する
根名草山山頂
金精道路
←湯泉岳との分岐
日光湯元へ
至菅沼方面
念仏平○
念仏平避難小屋○
根名草山
湯泉岳
金精山へ
金精トンネル→
登山口
金精トンネル入口